Renovation of House in Murasakino

Kyoto-city Kyoto 2018 renovation

紫野の家リノベーション 京都府京都市 2018 リノベーション

 

『高齢者の終の住処』

 

生まれてから一度も離れたことがなかった住まいを、離れなければならなくなった高齢者の終の住処の計画。偶然近所で空き家が出たことからその土地と建物を購入しリノベーション。狭い道に面した北向の住居。唯一光が入ってくる南側に開口部をとり、階段を通じて1階まで光が落ちる計画。

 

これまで所謂町家と言われる築80年の建物にそのまま住んでいたこともあり、建材から設備から慣れないものが多く、シンプルでわかりやすく使い勝手の良い空間を提案した。高齢者の住まいのため、年間通じての寒暖差を減らし、断熱や基礎部分に暖房設備を配置し、風通しも考慮することで、夏冬問わず快適な住環境を計画した。終の住処であるため、これからの生活変化を想定し、それらに対応出来る計画とした。

 

 

紫野の家リノベーション(京都府京都市)

木造2階建住宅 在来工法

1階床面積:27.89㎡(8.44坪)

2階床面積:24.64㎡(7.45坪)

延床面積  :52.53㎡(15.89坪)

 

設計・監理:設計事務所アトリエボンド

施工:咲良建築工房