Muko-city Kyoto 2015 renovation

危機からのスキップ

『今住んでいる住まいをリノベーションしたいんです。』

築10年住まわれた住まいをリノベーションするご依頼。

地元の有名な宮大工に建ててもらったと聞いたのだが、どうも様子がおかしい。

調査を進めると外壁の痛みが激しく、1階の柱の脚元に白蟻の痕跡。

解体して構造確認してから工事着工するため、解体してみると過去最悪の想像以上に酷い状況。

しかし、こんな既存状況でしたがクライアントからの要望は、

『どうしてもスキップフロアにして欲しいんです。』

最悪な構造の状況から更に構造負荷の高いスキップフロアに。

ご要望を反映させるため、構造家と再度構造計画をして補強した結果、

完成後近くを通る電車で揺れていた住まいが、スキップフロアにしても全く揺れなくなりました。

リノベーション後のデザインは、スキップフロアを利用して、

3層を繋ぐよう吹き抜けを設け、上界からの光を下階に取り込み、解放的な空間となりました。

向日市の3階建てのリノベーション(京都府向日市)

木造3階建住宅　在来工法

1階床面積：00㎡(00坪)

2階床面積：00㎡(00坪)

3階床面積：00㎡(00坪)

延床面積：00㎡(00坪)

設計・監理：設計事務所アトリエボンド

施工：ウシロノ建装